【Disney+】ホークアイ エピソード5

楽しみにしているホークアイも、今回を含めて残すはあと2話。ミニシリーズの宿命だが、特に初回配信が2話分なので「あっという間」感が強いのだろう。エピソードによってはアクション主体だったり会話主体だったりと変化がつけられているのだが、今回はエレーナとケイトの会話が続く部分に見応えがあった。

それにしても、エレーナの吹き替えは見事だ。声を担当している田村陸心はひとクセある女性に使われることが多いが、今回も(そして「ブラック・ウィドウ」でも)声のトーンや言葉の切り方、突き放したようなスタンスが実にうまくエレーナにハマっている。ブラック・ウィドウでは姉ナターシャの決めポーズを揶揄する場面が印象的で、いまだに頭から離れないのだが、今回もとまどうケイトに一方的にまくしたてる部分がエレーナのキャラクターを際立たせていた。もちろん声だけではなく、セリフの日本語への翻訳があった上でのことなのだが…

ここまでは、クリント・バートンの人間味もよく描かれている。MCUでは抑え目な演技が多かったジェレミー・レナーが、その演技力と表現力を前回にしている印象がある。これで残りは1話。クリントは、クリスマスに家族の元に帰ることができるのか、とても楽しみな最終話を待とう!