【映画】アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン

Disney+で見ているワンダヴィジョンの中で「ピエトロ」という名前が出てきたので、気になって見てみたアベンジャーズの「エイジ・オブ・ウルトロン」。人工知能が人類に対して反乱を起こす物語なのだが、その理由が「人類の言う平和は平和ではなく、人類を滅亡させずに真の平和はあり得ない」という発想に基づいている。これは映画や小説などでは繰り返し提示されている考え方で、アベンジャーズのシリーズでは人口知能対人類とか地球人対異星人という図式で語られるが、要は冷戦時代の米ソ対立や米国対中国、対ISISといった対立を指しているのだろう。

ただ、アベンジャーズに特有なのは、「武力による平和」を結局は肯定しているところで、その愛国心のような信念が垣間見えるところに人気が集まるようにも思える。単純に平和を礼賛して「話せばわかる」とは言わないところに、視聴者は真実味を感じて共感するように思うのだ。

さて、冒頭で触れたピエトロは、なかなか印象的な役どころ。この後に出てこないことが残念なほどで、ワンダヴィジョンに登場してくれたらとすら思う。ワンダもヴィジョンも非常に強力な破壊力を持っていて、そのレベルはアイアンマンやファルコンをも上回る。その序章が本作で語られ、そこからエンドゲームまで続いているが、ワンダヴィジョンにどうつながるのだろうか。今週も金曜日が楽しみだ。