土曜日の川崎戦に精力を注ぎすぎたせいか、大分の選手は動きにキレが見られなかったし、終盤にはすっかりチャンスが作れなくなってしまった。選手層の薄さというか、コンディションの整った選手があまりに少ないようにも思う。久しぶりに登場した高畑は存在感を示すことができず、小林裕紀も髙澤も交代した選手以上のパフォーマンスを発揮することはできなかった。
これでは土曜日の名古屋戦も多くは望めないだろうし、さらにはラストに控える5連戦が大きな足枷なってしまう懸念を感じる。香川が無理だろうが、三平や星あるいは小塚、小出あたりが出られないのであれば、消耗度はどんどん上がってしまうはず。中盤インサイドは豊富なような気がしていたが、あらためて島川と長谷川のコンビが現状のベストなのだと感じた。小林裕紀も前田も、これを上回る状況ではなさそうだ。
そうなると、将来を見越して2種登録選手を使うという手もある。降格のない今季においては、来季の降格「4」に備えて底上げをすることに振ってしまっても構わないのではないか。高畑の起用もその一環なのかもしれないが、リスクを冒すことを過度に避けているように見えただけに、意図がわかりにくかった。