【W&Sオープン】大坂―メルテンス

昨夜は体調が悪かったので、DAZNでのライブ観戦を断念して今朝見ようとDAZNを立ち上げると、そこには大坂がファイナルに出場することがわかる記載が… 結果を知ってしまっての視聴になったが、大坂なおみメルテンスの準決勝は見応え十分の一戦だった。大坂は相変わらずサーブに苦労していたが、この日は風もあったようで、トスアップが乱れたことも一因だったと思われる。それでも、バックハンドから繰り出すアングルショットを勝負どころで決め、大坂がファーストセットを取る。

セカンドセットは盛り返したメルテンスが先行するが、大坂が追い付いて迎えた第9ゲーム。大坂のサービスゲームだったが、メルテンスが10回以上のブレークポイントを握り、息詰まる攻防が展開される。お互い一歩も譲らない白熱のゲームは、意外にもあっさりとメルテンスのミスで大坂がキープした。しかし、ここで崩れないメルテンスのメンタルは素晴らしい。タイブレークに持ち込むと、先にはメルテンスがリードする。

大坂は左足の腿の裏側をしきりに気にしていた様子が窺え、あまり長い試合にはしたくなかったことだろう。ここからすぐにミニブレークを返すと、最後は一気に押し切って、大坂が決勝進出を果たした。インタビューでは、警官による黒人射殺に対する抗議行動については触れられず、純粋に今日のマッチの振り返りだけだったことは気持ち良かった。決勝ではアザレンカとの対戦なので、これもまた見応えのある試合になることだろう。