【料理本】ちょっとの丸暗記で外食レベルのごはんになる

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知人であるクックパッドの小竹貴子さんが書いた本ということで読んでみたが、内容が実に僕の料理スタンスに合っている。例えばサラダのソースは「オイルと酢を1:1」をベースとしているのは、僕のサラダドレッシングと同じ。たいていオリーブオイルと白ワインビネガーを同量入れ、そこに一つまみの塩を混ぜている。いろいろな分量を簡略化しているのもありがたく、ナイジェル・スレイターがよく言う「分量なんて、計らなくていいんだ」という台詞同様、僕にはウェルカムだ。

他にも全般的にシンプルで使い勝手のよいレシピが並んでおり、画像もとても「映え」ているので、思わず作ってみたくなる。ちょっとしたコツも記載されているので、一工夫したい時には重宝するだろう。

紹介されていたレシピの中から「メルルーサ・エン・サルサ・ベルデ」を作ってみた。これは白身の魚とアサリをオリーブオイルで加熱してからスープで野菜と煮込み、パセリで色付けしたもの。サルサ・ベルデはスペイン語で「緑のソース」だ。ただ、その緑色はパセリの色というよりは、オリーブオイルの醸し出す緑色のようにも思えた。野菜のスープが滋味にあふれ、とてもおいしくいただくことができた。