【Alexandros】Party in ur Bedroom

[Alexandros]の有料配信ライブ「Party in ur Bedroom」は、20時から1時間との情報だったが、実際は45分ほど延長して終演となった。リモートで制作したコンセプトアルバムの配信開始イベントのような位置づけなので、新しいアレンジの曲をアルバムに沿って演奏するのかと思っていた。

実際、既存の曲をベッドルームで演奏しているかのようなチルアウト系のアレンジで、このまま終わるならアンコールに「Snow Sound」でも演奏してくれないかという期待すらあった。他の多くのバンドの配信ライブは、過去の通常ライブなので、オーディエンスに「コロナが収束したら、またライブに行きたいね」と思わせるもの。一方、ドロスのこのライブ配信は、withコロナの情勢下で今できることを楽しむためのライブだった。

ところが、50分ほど経ったあたりで洋平が「後半戦」の開始を宣言。そこからは、通常のセットリストを展開する。ドラキュラ、City、モスキートなどライブで盛り上がる定番曲が続く展開からは、予想通りのキクスピ。いったんハケて楽屋の風景を見せた後に、アンコールで2曲演奏してくれた。ラストをあえて「Starrrrrr」にしたのは、明日のFC限定ライブに「ワタリドリ」を取っておいたのだろうか。

こうして配信でじっくり聴くと、「洋平、今歌詞飛んだ?」とか「磯部のコーラスって、ファルセット以外はイマイチかも」「白井のチューニングが合ってない?」「リアドのスネアは、やっぱり軽いんだよね(僕はタイトなスネアが好みなので)」など細かいところが気になったが、それらを含めてのドロスなので、十分満足できた。