ルヴァンカップの湘南戦ではゴール前までビルドアップし続けていた感があったが、今日はアーリークロスや後方からのロングフィードを多用し、相手ゴール前でFWが勝負できるスペースを作れていた。得点こそ奪えなかったが、チャンスを何度も作り相手の守備を崩していたことには大いに期待が膨らんだ。セットプレーでもシュートが打てており、確実に進歩している。
一方で不安もある。その「得点が奪えなかった」ことは、昨季の終盤から続いている。悪くないのにちょっとしたミスやコンディション不良、サスペンション等が重なって降格にまで陥った2009年の大分が再現されないかという不安だ。これを払拭するためには、まずはFWが自信を持てる結果を残すことだ。
C大阪 1-0 大分(得点:ブルーノメンデス)
<GK>
高木 :5.5 失点は防げなかったのか
<DF>
岩田 :5.5 オリンピックを見据えてケガしないプレー
鈴木 :6.5 ポジショニングよい
三竿 :6 攻守のバランスよし
<MF>
松本 :5.5 チャンス作るもクロス合わず
小林裕 :5.5 中盤が埋められない
長谷川 :6 パスミスも多いがCKは合ってきた
香川 :5.5 後半は攻め手失う
<FW>
町田 :6 プレーは正確
知念 :6 惜しいチャンス多い
田中 :5.5 崩し切れず
<SUB>
渡 :5.5 活性化に至らず
野村 :5.5 存在感示せず
星 :5 やや消極的
<監督>
片野坂 :6 ゲームプランは評価できる
知念がチャンスを作ったときに、確率の低いシュートを打っていたように思う。知念が精度を上げることも大事だが、知念のサポートをシャドーとボランチがしっかりできないとゴールは生まれない。長谷川と小林のどちらかが、もっと前のスペースを埋めることが、その第一歩ではないだろうか。