実践の英語

【実践の英語】asの用法

"as"を使ったメールの定型句をご紹介します。まずは「前述の通り」のように、すでに書いたことの念を押す場合に使う"as above"。例えば"We decided the procedure as above.(手続きは上述の通りに決まっています)"のように使えます。「さっきも書いた通り…

【実践の英語】ビビる=chicken out

FOX TVのドラマ「ママと恋に落ちるまで」を何気なく見ていたときに、「ビビる、おじけづく」の意味で"chickened out"という言い方をしていることに気づきました。「臆病者」を意味する"chickin"は日本語としても使う機会はありますが、動詞として使えること…

【実践の英語】probation

JR東日本の電車の中のモニターで、最近流れている「英語でしゃべらナイト」。パックンがワンポイントで英語を教えてくれる内容なのですが、外資企業で長く勤務した僕にとっては何となく違和感のある表現だったりします。 例えば、今流れているものは、就職す…

【実践の英語】現在進行形で近未来

「Be+~ing」といえば、普通は「現在進行形」と捉えますよね。でも、必ずしもまさに今現在に進行していない場合もあります。例えば"I'm having a Hamburger."と言えば「ハンバーガーを食べています」の意味にもなりますが、「ハンバーガーを(これから)注…

【実践の英語】スポンサーの意味

日本で「スポンサー」というと、「この番組のスポンサーは~」などのように「広告主」という意味で使われる場合が多いですね。でも、英語の"sponsor"には、もっと多様な意味があります。例えば、身元保証人という意味でも使うし、慈善団体に募金する人の意味…

【実践の英語】リファレンス・レター

日本企業では考えられないことですが、外資では前の職場の上司に「次の仕事を得るための推薦状」を欠いてもらうことが一般的です。あらかじめ、求職者が履歴書(resume/ CV)と一緒に提出することもありますが、多くの場合は企業側から求められて推薦者のコ…

【実践の英語】belated

新年が明けてしばらくしてから会った人に、「いまさらだけど、明けましておめでとう」なんて言うこともありますよね。そういうときに使える単語が"belated"です。綴りからも想像が難くないように、「遅ればせながら」「遅れちゃったけど」というニュアンスで…

【実践の英語】"interesting"の真意

このブログでも、「簡単な単語ほど難しい」と何度も書いてきました。今日ご紹介する"interesting"も、そんな難しさを持った単語です。例えば、自分の好きなことや経験などについて一所懸命に説明したところ、相手の反応が一言"interesting!"だったら、それは…

【実践の英語】overの使い方

簡単な単語ほど、用法は奥が深かったりします。今日ご紹介する"over"もそのひとつ。大きな意味の違いというよりは、微妙なニュアンスを左右する単語です。例えば「ちょっとこっちへ来て!」という場合に"Come here!"でも大丈夫ですが、"Come over here!"の方…

【実践の英語】夏バテを英訳すると

会社の英会話部の活動中に「夏バテって英語で何て言うんだろう」という質問があり、先生からは「そのものズバリの英語はない」という回答でした。帰宅してから辞書で調べてみると、"get tired because of the summer heat"とか"suffer from the summer heat"…

【実践の英語】答えたくないとき

電話セールスで個人情報を尋ねられたり、採用面接でプライベートなことを突っ込まれたりして、答えはわかっているけど答えたくないときがありますよね。そういう場合に、英語で何て言いますか? 例えば"I don't want to mention it."でも意味は通じると思い…

【実践の英語】Be My Guest

"Be my guest!"という表現は、「お客様として、(私に)もてなされてくれ」という原型に沿って、「ご自由にどうぞ」「好きなだけ召し上がれ」というような上品な意味だという認識でした。ところが最近、海外ドラマを見ていて気づいたのは、意外とこの表現を…

【実践の英語】Tokyoite=東京人

ニューヨーク市民のことをNew Yorkerというように、都市名から派生した「~人」という表現が英語にはいろいろあります。ボストンならBostonian、サンフランシスコはSan Franciscan、ワシントンDCはWashingtonianです。カナダでもトロントならTorontonian、…

【実践の英語】もう行かなくちゃ

掛かってきたセールスの電話を切りたいとき、あるいは話しているうちに会議の時間になってしまってもう行かないといけないとき、英語で何て言いますか? 頭に浮かぶのは"I have to go."とか"I have no time."辺りでしょうか。もちろんそれでも通じるとは思い…

【実践の英語】「才能」をどう訳す?

会社の同僚が「モチベーション3.0」で話題のダニエル・ピンクの著作「A Whole New Mind」のペーパーバックを貸してくれたので、苦労しながら読んでいます。その同僚はニューヨークに留学経験がある人ですが、彼でも原書を読むには手こずっているようなので、…

【実践の英語】自営の職歴

履歴書を見ていると、特にプログラミングやシステム開発のような仕事をしている人の経歴には、業務委託のような形で仕事をしているケースがあります。フリーの翻訳者なら"freelance translator"のような言い方ができますが、一般的に個人で委託されている場…

【実践の英語】seeの奥深さ

単純な単語ほど奥が深かったりするものですが、この"see"という動詞もそんな印象があります。一番最初に思いつく日本語訳は「会う」ですが、ただ会うだけではなく、会って何かやり取りが起きるようなニュアンスが含まれていますね。 例えば"I'm seeing her"…

【実践の英語】The Lost Symbolから

ダン・ブラウンの「天使と悪魔」「ダ・ヴィンチ・コード」に続く新作「The Lost Symbol」から、なるほどと思った単語をいくつかご紹介したいと思います。まずは"back and forth"。これは「行ったりきたり」の意味で、"以前勤務していた会社でも「本国と赴任…

【実践の英語】「行ってきます!」

以前、と言ってももう4年前ですが、来客に「今行くからそこで待ってて」って言いたいときに"I'll be there"を使うという記事を書きました。玄関のチャイムが鳴って「今いきま~す」って言いたいときの"I'm coming"と合わせて紹介したものです。 昨日、海外ド…

【実践の英語】納得したとき

相手の言ったことを納得したとき、英語で何て答えますか? "I see"や"I understand"でも、もちろん意味は通じます。でも、「なるほど!」という語感を出すにはもっとよい用語があります。"Aha"もそのひとつ。茂木健一郎が使っているので、日本でも「アハ!」…

【実践の英語】上司の承認

僕が以前勤務していた会社では、提案事項は書面にして社長のトレーに置いておくことになっていました。その提案でよければ、社長は一言"OK with me."と書いてくれます。これ、「自分はいいけど(やりたければやれば)」っていうニュアンスが感じられるのは、…

【実践の英語】able系の単語

直訳しようとするとなかなか出てこないけど、意訳しようと思うと意外にすんなり表現できることがあります。例えば相手の都合を知りたいとき、"suit"とか"meet"という語がまず頭に浮かびますが、"please let me know your availability"という表現の方がしっ…

【外資の英語】last-minute

先日、社内のメールで「短納期で申し訳ございません」という表現を見かけました。要は、「金曜日に依頼して、月曜日までに出してくれ」という内容だったので、そのことを詫びているものです。僕はこれを読んで、外資系企業だったら「ラストミニッツですみま…

【実践の英語】日本企業でも英語

12年ぶりに外資系企業から日本企業に復帰した僕ですが、外資で使っていた英単語が意外にも日本企業でも頻繁に使われることに驚いています。例えば"evidence"は日本語でいえば「証憑」ですが、要は請求書や領収証などの「経費を使ったことの証明」や収入証明…

【実践の英語】意外に使うalternate

一言メッセージにあるように外資系企業から日本企業に転職してしまったので、「外資の英語」の書庫を「実践の英語」にリニューアルします。もともと「空港の英語」などの番外編もあったので、少し幅を広げてみますね。 さて、今回の単語は"alternate"です。…

【外資の英語】chemistryの用法

chemistry<ケミストリー>と言っても、バンド名でもなければ「化学」という意味でもありません。外資で使われる意味合いとして一番多いのは、一言で言うと「相性」ということです。この意味はバスケでも使いますが、「ある選手が別のポジションの選手と一緒…

【外資の英語】SATCの英語

先日このブログでご紹介したテレビドラマ「Sex and the City」を見ていると、使われている英語が学校で教わるものとは違って活き活きとしていることに気づきます。ニューヨーカーは普段こんな言葉をこういうタイミングで使っているんだな、と思いながら見る…

【レンタカーの英語】事故に遭ったら

ハワイ旅行に関しては「日本語が通じるから、英語ができなくても大丈夫」とか、「バスやツアーよりも、レンタカーの方が自由に回れて便利」ということをよく耳にします。でも、ちょっと待って。何事も起きなければ確かにレンタカーは便利だし、英語ができな…

【外資の英語】プロジェクトと成果

職務経歴書を英文で書く際に重要なのは、自分が「何を担当したか」「どんなプロジェクトに関わったか」よりも、その職務やプロジェクトで「何を達成したか」「どんな役割を担ったか」にあります。例えば、"Joined a promotional project(プロモーションのプ…

【外資の英語】本社=HQ

外資系企業で仕事をしていると、嫌でも意識せざるを得ないのが本社の意向。本社のことはよく"HQ"と略して呼ばれますね。世界各地に拠点があるような大きな企業では"regional HQ(地域別本社)"や"business HQ(事業部別本社)"があったりします。例えば日本…