サッカー/スポーツ
24,516人の大観衆を背負った大分の快勝だったが、鳥栖のサッカーが噛み合っていないことの方が印象的だった。大分がかつてナビスコカップを制した翌年にJ2降格となったが、このシーズンは攻守に噛み合わない上に不運なファウルでレッドカードを受けることも…
クレーコートのシーズンに突入したプロテニスツアーで、出鼻をくじかれた錦織圭は復活しつつある。モンテカルロでは感触が合っていないようだったが、バルセロナではフォアハンドウイナーも決まり始め、準決勝まで駒を進めた。ただ、メドベージェフにはいつ…
ディフェンスから入る相手を崩すのは難しい。松本しかり広島しかり。その流れで考えると、負けなくてよかったという評価もできる。藤本が裏を取るスペースを消され、松本や岩田がオナイウと絡んで右サイドを崩そうとしても、守備の枚数が多くてパスが通らな…
名古屋が10人になったことで、大分は勝たなければならない試合だった。リーグ戦に出られない選手にとってはアピールするチャンスだったはずだ。それなのに、妙に余裕をかまして追加点を奪えず、逆に名古屋の執念に押されての失点。モチベーションの差が明確…
リラックスした表情の土居美咲が闘志むき出しで勝利をつかめば、やや硬い表情だった日比野菜緒も要所を締めて続く。そして土居が日曜日のエース対決も制して、日本はがワールドグループ2の残留を決めた。靭公園はガラガラで、土曜日は近隣の工事の音が響くと…
もったいない試合だったが、ガンバのゲームプランを考えれば90分を通して五分五分の内容なので、大分にとっては成長につながる意味のあるゲームだったのではないだろうか。自陣ゴール前で何本となくガンバのシュートを防いで落ち着いたタイミングでの失点だ…
どちらに転んでもおかしくない試合だった。仙台に攻め込まれた時間帯はミスも多くセカンドボールをことごとく拾われ、ゴールを許さなかったのは高木のファインセーブというよりは「ラッキー」というものだろう。それでも勝ってしまうのだから、その点は評価…
テレビ朝日は「日本の連覇なるか」という実況しかしないが、そもそもペアはジュニアの選手でアイスダンスも最下位は見えている布陣。これで優勝できてしまうならば、大会のレギュレーションに問題があるということにしかならない。宇野もプログラムや構成を…
大分目線からは、まったく見どころのないゲームだった。アピールしていたのは馬場くらいで、後藤はコンディションの問題なのかまったくボールに絡めていなかった。初登場となったGKポープ・ウィリアムも自信なさげなプレーに見えたが、これは小島も同様なと…
前節は中盤でつぶし合った印象だったが、今節は早いプレスの応酬を大分がうまくいなした形となった。札幌の強力な攻撃陣は連携するスペースは得られず、個人技に走るところを大分守備陣が確実に止めた。ティティパンとチャナティップのタイ対決にも見応えが…
ディフェンスラインを上げすぎないことで藤本の裏のスペースを消し、前からプレスをかけることで福森の足元の弱さを突く。広島の狙いは試合前から僕の想定通りであり、だからこそ勝つのは難しいであろうと思っていた。いわゆる「苦手」のパターンだ。後藤で…
サッカー日本代表のキリンチャレンジカップ・ボリビア戦は、攻めながら最後のところで決め切れない展開が続いた。鎌田は動きこそ悪くなかったが、フィニッシュに持ち込むところでスキル不足が目についた。香川はそれほど悪いとは思わなかったが、連携が取れ…
あれだけミスの多かった宇野が4位に入れるのだから、全体のレベルが高かったというわけではない。上位3人、特にネイサンと羽生がダントツだったということだろう。羽生は何者かが憑依したかのような鬼気迫る演技だったのに対し、ネイサンは安定した余裕のあ…
採点システムの変更があり、女子は身体的な成長で重心や体の軸が変わりやすいので、これまでの実績だけではなかなか展開を読み切れない。さらにショートプログラムは怖い。紀平のようにアクセルが抜けてシングルになったり、ルカヴァリエのようにコンビネー…
大分のここまでの課題である左サイドの活性化を考えると、今節は高山ではなく星か小林を使う可能性があると思っていた。そして、もうひとつのオプションとしては、いわゆる3ボランチとしてインサイドハーフに丸谷を加えて3人並べることも想定していた。しか…
アウェイのカップ戦で、しかも初戦に勝っているのでグループリーグ突破に向けて焦る必要もないとなれば、出場機会のない選手を試したくなる監督の思いは理解できる。しかし、誰がどのようにゲームを組み立てるのかがまったく見えないままの前半。伊佐の交代…
トリニータの控えメンバーを見て、終盤をビハインドで迎えた時の切り札がないと感じていた。伊佐は流れを変える力はあるが、フィニッシュは弱く相手への脅威にもなりにくい。未知数の小林と伊藤では、戦術を立てるのは難しいだろうと思ったのだ。だからこそ…
岡野がブルーノ・メンデスに一瞬でかわされ、小島の頼りなげなブロックが破られての失点。このまま終わっていたら、せっかく今朝スカパーのサッカーセットに再加入したことを深く後悔したことだろう。 しかし、見せ場は終盤に待っていた。6年前のナビスコカ…
上海旅行から帰宅して飛ばしながらDAZNをチェックしたので、今節はポイントだけ書いておきたい。このゲームには、大分トリニータにとって2つのポイントがあった。ひとつめは前田の交代だ。確かに前田の出来はよかったわけではないが、彼を下げて丸谷を投入し…
6年ぶりに大分トリニータがJ1に帰ってきた。僕にとっては13年ぶり2回目のカシマスタジアム。帰りのバスが渋滞で1時間遅れたことを除けば、すべてにおいて素晴らしい開幕戦観戦となった。 試合開始早々、僕は違和感を覚える。鹿島がカウンターを警戒して前か…
錦織の出来が悪かったというよりも、バブリンカの復調が勝ったという内容の試合だった。錦織にとって痛かったのは、序盤の不調。フクソービッチ戦の好調が嘘だったかのように、狙い通りにボールをプレースできなかった。ただ、それもバブリンカのショットが…
奈良くるみがエスピノーザを破って王手を掛けたものの、日比野菜緒に続いて加藤・二宮組も敗れてしまい、日本はワールドグループ2残留を賭けたプレーオフに回ることになった。敗因はいろいろありそうだが、ガルシア・ペレスの評価をしきれていなかったことが…
北九州で開催されているフェドカップ・ワールドグループ2のスペイン戦。初戦のシングルスには日比野菜緒が登場し、ソリベス・トリモと対戦した。サーフェスは遅めのハードということで、クレーが得意なスペイン勢にも合ってしまっており、まるでクレーコート…
2019年のスーパーボウルは、ペイトリオッツとラムズがアトランタで対戦。FGで3点を取り合ったまま4Qにもつれ込むという、稀に見るロースコアな一戦となった。序盤からブレイディはそれなりのプレーだったが、ラムズもディフェンスで奮闘する。最初のFGをゴス…
初日に西岡が星を落としても余裕があったのは、マクラクラン勉と内山靖崇のダブルスは安泰だと思っていたからだ。マッチポイントを取り切れずにフルセットにもつれ込み、最終的にはこのRubber-3も落として1勝2敗。こうなると、十中八九は敗退を見込む必要が…
試合が始まり、カタールの選手の足元の技術がおぼつかなかった序盤を見る限り、日本代表が順当に勝てそうな気がしていた。報道によれば、この慢心は選手も感じていたようだ。しかし、アルモエズ・アリのオーバーヘッドが決まってからは、日本代表の歯車の噛…
「気温が前日から10℃下がって、ガットのテンションが合わなかった」という言い訳を西岡良仁がしている。彼はツアー優勝経験もある一人前のプロテニスプレーヤーではあるが、デビスカップが国同士の戦いである以上、日本テニス協会は何をしていたのかという話…
アジア最強と謳われたイランを相手に、終わってみれば3-0の快勝。どうしてもを中心とした攻撃陣に目が行くが、この日の試合を通じて僕の感情が一番動いたのは前半の終盤、イランのアズムンを狙って上げたロングフィードに競り勝った冨安のプレーだった。ただ…
クビトバとの決勝で、大坂なおみの勝利の裏にあったマインド・コントロールにしびれるくらいの見どころがあった。ファーストセットは気持ちを前面に出し、勢いでタイブレークを奪取する。セカンドセットも一時はリードを奪い、トリプルのマッチポイントを握…
大坂なおみが勝ち、錦織圭が棄権したオーストラリアン・オープンの準々決勝で、一番の見どころはセリーナ・ウィリアムスとカロリーナ・プリスコバの対戦だった。セリーナが1セットダウンから追いついて、ファイナルセット5-1で迎えたマッチポイント。ここで…