#政界

【人事の話】ハラスメントと失言

セクハラにしてもパワハラにしても法令でそれなりに基準があるので、どんな行為が違法なのかはある程度明確になっている。ただ、問題はその「程度」と「頻度」で判断が異なること。つまり、個々の言動がハラスメント行為に該当したとしても、それをもってた…

【前原外相辞任】短命閣僚は望まないが

外国人から政治献金を受けた問題の責任を取る形で、前原誠司が外務大臣を辞任した。これには賛否両論が、いろいろな形で提起されている。否定的な意見は、大臣ポストを政局の具として駆け引きすることに異を唱えるものだ。首相からして国際標準に比べて異常…

【政治】世論は「そんなこと」か?

ここのところ立て続けに、連立内閣を担う党の中枢にいる人物が世論調査に関して気になる発言をしています。まずは民主党幹事長の小沢一郎。副幹事長の生方幸夫を解任する一歩手前まで行きながら、一転して残留という判断に至った際の記者会見で、世論調査で…

【前原国交相】羽田ハブ化の真意は

前原誠司・国土交通大臣が羽田の「ハブ空港」化を鳩山首相にも相談しないままに提唱してしまい、大きな波紋を呼んでいます。拳を振り上げた森田健作・千葉県知事があっさりと納得してしまったのは意外でしたが、要は十分な検討もないままに持論を展開してし…

【中川昭一財務相】マスコミの狡猾さ

中川昭一財務・金融担当相がG7終了後の記者会見において「酩酊」状態で醜態を晒したとして、結果的には辞任を決意した模様です。麻生内閣が現在置かれた状況を考えれば、この問題で国会を空転させ、さらに内閣支持率を低下させてしまうリスクを避けるのは…

【女子の本懐】小池百合子の大臣日記

守屋武昌・前防衛省事務次官が収賄容疑で逮捕されましたが、彼の名前がマスコミに大々的に登場したのは、防衛省人事をめぐる小池百合子・前防衛相との確執が取り沙汰されたときでした。この本は、小池氏が大臣として市ヶ谷の防衛省に籍を置いた55日間につい…

【松岡農水相】責任の取り方

死者を悪く言うことは、少なくともこの国では是とされない傾向がある。しかし、敢えて僕は言いたい。有権者の選択によって国会議員の命を受け、さらには閣僚として行政の中枢を担っていた松岡氏だ。彼のしていた不明朗な会計がどのようなものか解明もせずに…