2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

【ドラマ】ベター・コール・ソウル シーズン6後半

<ネタバレあり> ベター・コール・ソウルはブレイキング・バッドの前日譚。つまり、ブレイキング・バッドに出てくるキャラクターが死ぬことはないし、出てこないキャラクターは何らかの事情でいなくなるはずだ。その意味で、ファイナルシーズンの6話を残し…

【大地の芸術祭】空の池

越後妻有アートトリエンナーレのメイン会場となる里山現代美術館キナーレの中庭にあるレアンドロ・エルリッヒの大作インスタレーション「空の池」。トリックアートになっていて、池に写り込んだ空や建物は描かれたものです。それだけでも素晴らしいのに、さ…

【映画】バズ・ライトイヤー

キャプテン・アメリカのように頑固一徹なヒーローが困難を乗り越えて任務を果たすストーリーだと思っていたが、背後にあるのは思いのほか深いテーマだった。宇宙に取り残されて故郷に戻れない人たちを救おうとするライトイヤーに対し、当の本人たちはそこに…

【秋田―大分】クロージングは完璧

大分にとって、90分通しての展開は決して褒められた内容ではなかったが、最後のクロージングは完璧だった。最近は早めに動いたことで戦術が悪い方向に回っていたのだが、今日は中盤の守備が機能していたこともあって交代を遅らせた。その結果、終盤に町田と…

【Disney+】シー・ハルク:ザ・アトーニー E2

まだ2話目なのだが、「シー・ハルク」のIMDbでの評価が低すぎる。個人的にあまり好きではなかった「ムーンナイト」や「ロキ」が高く「ミズ・マーベル」が低いのは、歴史や時間軸のような小難しい要素がないとダメということなのだろうか。確かにジェニファー…

【大地の芸術祭】人生のアーチ

越後妻有アートトリエンナーレには、イリヤ・カバコフとエミリア・カバコフによる作品が多く展示されていますが、その中でもインパクトのある作品がこの「人生のアーチ」。最寄駅から山道を歩く必要があってハードルは高いですが、青空と緑の木々を背景にこ…

【ドラマ】BOSCH/ボッシュ

LAPDハリウッド署の刑事ハリー・ボッシュを主人公としたドラマで、シーズンごとに完結する犯罪捜査も十分見応えがあるが、それ以上にボッシュと娘マディの親子関係に引き込まれる。シーズン1では14歳だったマディは、大学に進学して検事局や弁護士ファームで…

【水戸―大分】守備力不足が露呈

こんな守備を見せられると、補強すべきはベテランのFWではなくセンターバックだったのではないかとつくづく思わされる。最初の失点はペレイラと上夷で木下を挟んでおきながら、ペレイラはなぎ倒され上夷は簡単に振りほどかれた。三竿も詰め切れていなかった…

【ドラマ】サンドマン S1 E11

10話で完結したかち思っていたサンドマンのシーズン1だったが、10話の一気配信から2週間経って突然11話目が「新着エピソード」として公開された。しかも、前半はアニメで、公判が実写というこれまでとは異なる流れでもあり、この11話の位置づけは明らかでは…

【新潟グルメ】津南の鬼もろこし

大地の芸術祭で訪れた十日町。越後妻有里山現代美術館の隣りにある道の駅においしそうなトウモロコシがあったので、買ってみました。これは津南でとれた「鬼もろこし」で、地元でもなかなか手に入らないというPOPに惹かれてしまいました。塩茹でにしていただ…

【大分―岩手】インサイドの人選

負傷者やコロナ陽性者が相次ぎ、誰がプレー可能なのかわからない状況での印象だが、このメンバー選定の意図がまったく理解できない。前節終盤のまったくボールが前に進められない状態に陥ったのは、サイドで安易に仕掛けようとしてロストしたため。インサイ…

【大地の芸術祭】淺井裕介のミューラル

夏休みの金曜日に、越後妻有トリエンナーレ「大地の芸術祭」へ。僕が一番見たかったのは、越後妻有里山現代美術館キナーレの壁に描かれた淺井裕介の大作ミューラル「physis」。彼らしいプリミティブなモチーフを使い、細かい要素もたくさん盛り込まれた素晴…

【Disney+】シー・ハルク:ザ・アトーニー E1

最近のMCUドラマは、「ムーンナイト」「ミズ・マーベル」と本流ではない感じの作品が続いていただけに、ハルクとの絡みが過剰すぎるほどに盛り込まれていた本作はマーベルのサービス精神の表れなのかもしれない。主人公ジェニファーを演じるタチアナ・マスラ…

【映画】コーダ あいのうた

今年度のアカデミー賞受賞作品というより、フランス映画「エール!」のリメイクという点で気になっていた。「エール!」はいかにもフランス映画らしいエスプリにあふれる作品だっただけに、アメリカを舞台にどう置き換えるのかに興味があった。結論としては…

【映画】ドライブ・マイ・カー

ほぼ3時間という長尺の作品だが、エンターテイメントというよりは芸術作品で、気を抜くタイミングが見当たらないほどに様々な要素を詰め込んでいる。テーマはコミュニケーションのあり方なのだろうが、それを表現するのに主人公の亡き妻のシーンをプロローグ…

【エリザベス女王在位70周年】プラチナジュビリー

このご時世にこれだけの人数を集めてのライブ。リスクは当然にあったはずだが、それをテイクする意義は十二分にあるという判断だろう。エリザベス女王の在位70周年の祝宴がバッキンガム宮殿前で6/4に開催され、WOWOWの放送を録画して視聴した。 冒頭には女王…

【徳島―大分】采配ミスのドロー

本当に大分トリニータは、記念すべきゴールを無駄にしてしまう。サムエルの2試合連続ゴールはまだしも、梅崎の大分復帰後リーグ戦初ゴールをこんな形で祝えなくしてしまうのは実に情けない。足が攣っての交代が続いたが、相変わらずコンディション調整がうま…

【ドラマ】サンドマン シーズン1

ダークヒーローが活躍する物語かと思っていたが、宗教観をベースに過去との因果関係を辿る内容で、想像以上に硬派なテーマを扱っている。そんな中で、主人公のドリームは派手なアクションがあるわけでもなく、ルシファーとの戦いは「強いものの単語を挙げて…

【渋谷カフェ】ウッドベリー渋谷

混んでいることが多く、オフィスからも遠いので、なかなか足が向かないウッドベリーコーヒーロースターズ渋谷店ですが、インスタに「暑くなって、昼時は空いている」という情報が上がっていたので、ランチタイムに訪れてみました。賑わってはいたけれど、カ…

【Jean-Luc Nancy】An All-Too-Human Virus

フランス人哲学者のジャン・リュック・ナンシーが書いたエッセイを英語版で読んだが、フランス語からの英訳、難解なコンセプト、複雑な言い回しという中でどこまでナンシーの思いを理解できたかはわからない。ただ、それでも、このコロナ禍の状況において我…

【ストリートアート】KAZZROCK & Taboo 1

渋谷のストリートアートスポットのひとつに、マンハッタンレコードの壁があります。先日、音楽プロモーション系のアートに書き換えられたばかりたったのに、もう新しいミューラルになっていました。この壁では定番のKAZZROCKとTaboo 1のコラボによる作品で、…

【ドラマ】カトラ/KATLA

アイスランドにあるカトラ火山の噴火をSFホラー仕立てにしたドラマ「KATLA」は、同じアイスランドのドラマ「トラップ(Trapped)」に出ている俳優も多く出演している。トラップではトボけた警察官アウスゲイルを演じているイングヴァル・エッゲルト・シーグ…

【Citiオープン】キリオス―西岡良仁

西岡良仁の大冒険は、最後の最後でラスボスに阻まれた。勝つチャンスがなかったとは言わないが、キリオスの方が一枚上手だったのは確かだろう。ルブレフ戦のようにラリーに持ち込んでミスを待ちたい西岡に対し、ショートポイントで決着をつけようと試みるキ…

【Citiオープン】西岡良仁―ルブレフ

ワシントンDCで快進撃を続ける西岡良仁が、ついに決勝にまで到達した。それは紛れもなく、戦術の勝利だった。雨でスケジュールが大幅に乱れている今大会では、どの選手も普段以上に心身ともに疲労が溜まっているはず。この試合は序盤からルブレフにミスが目…

【町田―大分】最低限の成果

今日の内容なら、勝たなければいけなかった。しかし、最終的に追いついて勝ち点を拾ったことは、今後に向けても決して小さくない成果だった。大分が苦しんだのは、もちろん無駄なPK献上が要因だ。これまでもあったように、前後半キックオフ直後にペレイラは…

【Citiオープン】西岡良仁―エヴァンズ

まさに激闘だった。雨天中断後のタイブレークをもぎ取った西岡に対し、エヴァンズも簡単には引き下がらず、セットオールでファイナルセットに。ここで西岡が先にブレークを奪ったものの、すぐにブレークバックされてしまう。そして第7ゲームをブレークしたエ…

【Citiオープン】西岡良仁―ハチャノフ

ワシントンDCでの西岡良仁は、まるで別人のようだ。初戦でブルックスビー、2回戦でデミノーと前週アトランタオープンでの決勝進出者2人を撃破して、3回戦では好調のハチャノフと対戦したが、ここでも一歩も引かない見事な打ち合いを演じた。動きが良く、ネッ…

【ドラマ】トラップ 凍える死体 シーズン1

アイスランドの田舎町を舞台に、アイスランドが製作した犯罪捜査ドラマ。都市名のシグネフィヨルズルもそうだが、登場人物の名前がとにかく覚えにくい。字幕なので耳には原語の音声が聞こえてくるが、字幕の文字とは簡単に一致しないのだ。例えば主役の捜査…

【代々木公園】ひまわり

家の近くに、ひまわりが咲いているところが複数あったのに、いずれも見られなくなってしまっていました。野木まで行く機会もないし、今年は見られないかと思っていたら、代々木公園に咲いていました。青空を背景に咲くひまわりの花は、なかなか見応えがあり…

【王子グルメ】春風千里

王子駅前に2年ほと前にオープンした、クラフトビールとハーブ料理がウリのダイニングバー「春風千里」。ようやく訪れることができました。ソーセージ盛り合わせやハーブの利いたカレーライス、バナナの天ぷらやさつまいものデザートも絶品でしたが、桜餅の香…